一人暮らしの部屋にカーペットを敷く際【置き敷き】と【敷き詰め】の2つの方法がありますが、
「一人暮らしの賃貸でカーぺットを敷き詰める必要ある?」と思う方も多いはず。
今回は一人暮らしの部屋のフローリングにカーペットを全面敷き詰めすることについて、メリット・デメリットから畳数別タイルカーペットの必要枚数、カーペット敷き込みの費用相場、タイルカーペットを敷くDIY手順などをご紹介したいと思います。
賃貸物件ではカーペット敷き詰めは必要ない?
賃貸アパートや賃貸マンションで一人暮らしされている方の多くは6畳~8畳のワンルーム・1Kにお住まいなのではないでしょうか。
このくらいの畳数のフローリングであれば0.5畳~2畳ほどのサイズのラグマットを【置き敷き】する方がほとんどかと思いますが、フローリング全面に敷き詰める【敷き詰め】も可能は可能です。
カーペットの敷き詰めのメリットとデメリットをお伝えします。
カーペット敷き詰めのメリット
部屋の印象を変えられる
床は部屋に占める面積が大きいので、カーペットの色や柄によって部屋の印象が大きく変わります。
カーペットを全面に敷き詰めることによって部屋の印象をガラっと変え、簡単に模様替えすることができます。
リラックス効果がある
カーペットはフローリングに比べてクッション性があるので、全面に敷けばリラックス効果が高くなります。
ふかふかのカーぺットの上でゴロゴロと寝転んだりくつろいだりできるのも心地が良いです。
防音対策になる
カーペットを一部分だけでなく全面に敷くことで足音や物の落下音などを軽減することができ防音対策になります。
集合住宅の2階以上に住んでいる方は階下への配慮としてカーペットを敷き詰めるのも良いかもしれません。
床の冷たさを軽減する
フローリングの上にカーペットを敷けば床の冷たさを軽減してくれます。
当たり前ですが、一部分だけ敷くより部屋全面に敷き詰めた方が保温効果は高いです。
ペットの足腰の負担を減らす
犬や猫などにとって、固くてツルツルと滑るフローリングの上を歩くことは足腰に負担が掛かります。
部屋にカーペットを敷き詰めておけばペットがしっかり歩けて歩きやすいメリットがあります。
空気中のホコリをキャッチしてくれる
カーペットを部屋に敷いているとカーペットの毛が空気中のホコリをキャッチしてくれ、部屋の空気をクリーンに保てます。
あとはカーペットの上に掃除機をかければいいだけなので、掃除も楽です。
日本カーペット工業組合が信州大学・大阪府立産業技術総合研究所と共同で行なった研究結果によると、カーペットはフローリングに比べて10分の1もハウスダストの舞い上がりを抑える効果があることが分かりました。
ハウスダストのアレルギーをお持ちの方こそカーペットの敷き詰めはメリットがあります。
参考日本カーペット工業組合 ニュースリリース
床をキズから守る
賃貸住宅の場合、物を落としたり家具の跡をつけたりしてフローリングにキズや凹みをつけると退居時に修繕費用を取られてしまいます。
カーペット敷き詰めの部屋なら床をキズから守ることができ原状回復にお金がかかりません。
タイルカーペットならさらにこんなメリットも!
また、複雑な間取りにも合わせて敷けるので賃貸住宅におすすめ。
何かをこぼしたときやペットが粗相したときなど汚れた箇所だけ取り替えられる点も便利ですね。
カーペット敷き詰めのデメリット
湿気がこもりやすい
フローリング全面にカーペットを敷くことで床とカーペットの間に湿気がこもりやすくなります。
通気性が悪くなることで梅雨の時期などはカビが発生しやすくなるデメリットがあります。
汚れが落ちにくい
フローリングならジュースや醤油をこぼしても拭けばキレイになりますが、カーペットはなかなかそうはいきません。
一度汚れがつくと落とすのが大変なので気をつけて生活する必要があります。
デザインの幅が少ない
置き敷き用のラグマットなら形やデザインが豊富ですが、敷き詰め用のカーペットはほとんどが無地でベーシックな色合いのものになります。
市場に出回っている商品の数自体がラグに比べると少ないので、インテリア性に欠けるかもしれません。
タイルカーペットにはさらにこんなデメリットも…
また、いくら狭い6〜8畳のワンルームといっても40〜80枚はタイルカーペットを敷く必要があるため、一人だと結構作業が大変です。
一人暮らしのカーペット敷き詰めにかかる費用相場
一人暮らしの部屋にカーペットを敷き詰めるにあたりどのくらい費用がかかるか気になりますよね。
カーペット自体の価格
ロールカーペット
ひとつなぎになった1枚のロールカーペットは6畳用で7,000円~12,000円、8畳用で10,000円~20,000円が目安です。
ロールカーペットは専門店の他、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ニトリ、カインズなどで購入することができます。
6畳用カーペット敷き詰めのGoogle検索結果↓
出典:https://www.google.com/
8畳用カーペット敷き詰めのGoogle検索結果↓
出典:https://www.google.com/
タイルカーペット
タイル状になったタイルカーペットの場合は安いもので1枚あたり300円~です。
この次の項目で詳しく説明しますが、6畳部屋で少なくとも40枚はタイルカーペットが必要なので12,000円以上はかかります。
出典:https://www.google.com/
業者にお願いする場合の価格
カーペットの敷き詰めは自分でもできますが、綺麗に敷いてもらいたいとか、部屋に重くて動かせない家具(タンス、ベッドなど)があるなら業者にお願いするのも一つの方法です。
その場合、6畳の敷き込みだとカーペット購入と併せて5万円前後はかかると思った方が良いでしょう。
また、賃貸住宅の場合はこういったリフォームに近い施工を行う際はオーナーの許可が必要です。
管理会社に連絡して、「専門業者に依頼してカーペットを敷込みたいが大丈夫か」と聞いてみてください。
一人暮らしの部屋に必要なタイルカーペットの枚数
一人暮らしの賃貸の部屋にカーペットを敷き詰めたいなら、工事不要で自分一人でも敷けるタイルカーペットが手軽でおすすめです。
基本的にタイルカーペット1枚のサイズは【40×40cm】か【50×50cm】のどちらかです。
また、畳にも種類があって、同じ6畳でも畳の種類によって広さが異なります。
畳の種類
- 京間・・・1畳が191cm×95.5cm
- 中京間・・・1畳が182cm×91cm
- 江戸間・・・1畳が176cm×87.8cm
- 団地間・・・1畳が170cm×85cm
東京など関東地方では江戸間、地域に関わらず集合住宅(アパート・マンション)では団地間が使われることから、江戸間と団地間でのタイルカーペットの枚数を見ていきます。
【40×40cm】のタイルカーペットの場合
団地間 | 江戸間 | |
---|---|---|
6畳 |
どちらも63枚
|
|
8畳 |
どちらも81枚
|
【50×50cm】のタイルカーペットの場合
団地間 | 江戸間 | |
---|---|---|
6畳 | 42枚 | 48枚 |
8畳 | 49枚 | 64枚 |
住んでいる物件がどの畳の種類で測られたものか、賃貸だと分からないことがほとんどです。
一戸建てと違って間取りも綺麗な長方形になっているとは限りませんし(クローゼットがあったり柱があったり)、タイルカーペットを購入する際はメジャーで部屋の寸法を測って数を割り出すのが良いと思います。
タイルカーペットのDIY手順
タイルカーペットをDIYで敷き詰めたい場合、以下の手順で敷き詰めます。
2色以上のタイルカーペットを組み合わせて使用する場合はあらかじめデザインを決めておくと作業がスムーズです。
また、タイルカーペットの敷き詰め方は商品にもよりますが、通常は接着剤やテープは使わず置くだけなので賃貸住宅でも気にせず敷くことができますよ。
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1部屋を片付ける
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2フローリングを綺麗にする
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3基準線を決めて中央から敷く
もしタイルカーペットの裏が粘着シートになっているような場合は、最初はくっつけずに仮置きして、その後くっつけると失敗しにくいです。
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4壁際・コーナーの処理をする
やり方を文章で説明するのは難しいのですが、カインズ公式のYouTubeでとてもわかりやすい動画があったのでよければ参考にしてください。
※動画は「壁際のカーペットの加工(2:50~)」から始まりますが最初から見ることもできます。
step
5つなぎ目を整えて完了
まとめ
一人暮らし向けにカーペット敷き詰めについて書いた記事でした。
ラグや置き敷きカーペットを敷く方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね▼ 「6畳の部屋にカーペットやラグマットを敷きたいけど、サイズは何cm×何cmを買うべき?」 「敷くと部屋がおしゃれに見える色は?」 とお悩みの一人暮らしの方! カーペット選びのポイント、教えます。 \デ ... 続きを見る
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