「一人暮らしの部屋に照明器具を付けたいけど、何を基準に選べばいいの?」とお困りの方。
部屋が複数ある場合は寝室用、ダイニング用、書斎用など用途に合わせて照明器具を選ぶこともできますが、一人暮らしの賃貸マンションだとメイン照明一つで様々なシーンに合わせなくてはならないため照明選びは重要ですよね。
今回は一人暮らしの照明器具選びのポイント3つを解説していきます。
一人暮らしの照明器具選びのポイント
一人暮らしの照明器具選びでは天井に設置できる照明器具の種類や部屋の広さに合った明るさであることはもちろん、ライトの色によってもお部屋にもたらす効果は全く違ったものとなります。
間違って部屋に合わない照明器具を買って後悔しないように、照明器具選びのポイント3つを見ていきましょう。
ポイント①取付方法の確認
まず最も重要な取付方法の確認です。ワンルームの天井を見ていただくと、引掛シーリングかダクトレールのどちらかが設置されているはずです。
引掛シーリング
多くの賃貸マンションなどでは、写真のような丸型引掛シーリング(引掛ローゼットとも言います)が付いているのではないでしょうか?
これはシーリングボディと言って、照明器具の取り付け部分でもあり電源供給のためのコンセントの役割も担っています。
住んでいる部屋に引掛シーリングが設置されていれば、「引掛シーリング対応」と書いてある照明器具を選べば一人でも簡単に取り付けが可能です。
ダクトレール
築浅物件や広めの賃貸マンションなどでは、もしかすると写真のようなダクトレール(ライティングレールとも言います)が設置されていることもあるかもしれません。
ダクトレールはペンダントライトやスポットライトを取り付けるための部品で、レールの内側全体に電流が通っているため好きな位置に照明器具を付けることが可能です。
ダクトレールが付いていない部屋にダクトレールを設置する場合は電気工事が必要になるので、賃貸住宅では少し難易度が高いかもしれません。
両者の変換はできる?
もし、住んでいる賃貸物件の天井に自分が取り付けたい照明器具が対応していなかった場合、以下の方法で変換することができます。
引掛シーリングにペンダントライトやスポットライトを取り付けたい場合
引掛シーリング対応のペンダントライトやスポットライトを買うか、引掛シーリングに取り付けられる簡易ダクトレールを取り付けることで工事不要で対応できます。
ダクトレールに引掛シーリング用の照明器具を取り付けたい場合
レール用引掛シーリングアダプタと呼ばれる変換アダプタを買って取り付けることで工事不要で対応できます。
ポイント②照明器具の明るさ
一人暮らしの照明選びで次に確認するのは照明器具の明るさです。
初めての一人暮らしでよくあるのが、「インテリア優先でペンダントライトやスポットライトを購入した結果、明るさが足りず部屋が暗くて不便」という失敗です。
最近では従来の白熱電球と代わりLED照明が主流になってきていますが、LED電球の場合は明るさの単位に「ルーメン(Lm)」を使います。
「このくらいの広さの部屋にはこのくらいのルーメン数が必要」という基準を日本照明工業会が定めているので、一人暮らしの部屋に多い4.5~12畳のLEDシーリングライトの適用畳数を載せておきますね。
~4.5畳 | 2,200~3,200ルーメン |
---|---|
~6畳 | 2,700~3,700ルーメン |
~8畳 | 3,300~4,300ルーメン |
~10畳 | 3,900~4,900ルーメン |
~12畳 | 4,500~5,500ルーメン |
※参照元:(一社)日本照明工業会 - LED照明器具の適用畳数について
例えば6畳1Rに住まれる方は2700~3700ルーメンの明るさを持つ照明器具が適していることになります。
ただし明るさの感じ方というのは部屋に置く家具や壁紙の色、カーテンの色、あるいは精神状態などによっても変わってきます。
そのため住む部屋の畳数よりワンランク上の照明器具を購入し、調光機能で好みの明るさにして使うのもおすすめです。
さらに80歳以上の高齢者は同じ明るさでも若者に比べて20%暗く感じるというデータもあるので、高齢で一人暮らしされている方もワンランク上の明るさの照明器具を選びましょう。
白熱電球の場合は?
LED電球を使った照明器具ではなく、従来の白熱電球を使った照明器具の場合、明るさは「ワット(W)」で表します。
ワットの場合、部屋の広さに適した明るさの目安は部屋の畳数×30Wです。
つまり6畳なら6×30=180W使える照明器具が適しているということになりますね。
40Wの電球なら5個、60Wの電球なら3~4個付けられる照明器具を選びましょう。
ポイント③照明器具のライトの色
一人暮らしの照明器具選び、最後のポイントはライトの色です。LED電球や蛍光灯には元々5色の光(昼光色・昼白色・白色・温白色・電球色)があります。
主に使われるのは昼光色・昼白色・電球色の3色ですが、それぞれ心理的効果や部屋の印象が異なります。
昼光色
昼光色(ちゅうこうしょく)とは、簡単に言えば「青白い」光です。
集中力を高める効果があるため住宅では子供の勉強部屋や書斎でよく使われます。
部屋の印象としては、クール・シャープ・フレッシュ・無機質・清潔感などです。
昼白色
昼白色(ちゅうはくしょく)とは、簡単に言えば「白」の光です。
自然光に近く、生活のどんなシーンにも適しています。
部屋の印象としては、ナチュラル・マイルド・活気・洗練・爽やかなどです。
電球色
電球色(でんきゅうしょく)とは、簡単に言えば「オレンジ」の光です。
暖かみがあって、料理を美味しく見せたり癒しの効果があるためダイニングや寝室でよく使われます。
部屋の印象としては、リラックス・ウォーム・くつろぎ・優しさ・レトロなどです。
一人暮らしの照明器具でおすすめの色は?
昼光色は集中できるけどリラックスできず、電球色はリラックスできるけど集中できない、というメリットデメリットがあります。
一人暮らしで照明器具が1個しか取り付けられないなど、ライトの色をどれか一つに絞らなければならない場合はポピュラーな昼白色がおすすめです。
また、照明器具によっては昼光色・昼白色・電球色を調色できるタイプもあるので、そういった機能の付いた照明器具を選んでシーンに合わせてライティングを変えるのも良いですね。
まとめ
ひとり暮らしの方向けに、メイン照明の選び方の3つのポイントを解説しました。
選び方のポイントをまとめます。
- 取付方法が引掛シーリングなのかダクトレールなのかを確認し、設置可能な照明器具を選ぶ。
- 部屋の畳数に合った明るさの照明器具を選ぶ。(例えば6畳の場合は2700ルーメン以上。ワンランク上を買って調光するのがおすすめ。)
- 部屋のイメージや用途に合わせてライトの色を選ぶ。(調色機能が付いていればベスト、なければ昼白色を選ぶのが無難。)
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他にも間接照明を置くというのも部屋を手っ取り早くおしゃれにする方法です。色々な工夫で快適な住まいとインテリアを作ってくださいね。
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