おしゃれな部屋の条件って知ってますか?それは「統一感があること」です。
100万円のソファを置いていても、有名なデザイナーズ家具ばかりを買い揃えても、部屋に統一感がなければおしゃれな部屋とは言えません。
インテリアコーディネートと聞くとなんだか難しそうに聞こえますが、実はポイントさえ押さえればお金をかけずに、誰でも、簡単に統一感のあるおしゃれな部屋を作ることはできます。
この記事では一人暮らしの部屋をセンス良くインテリアコーディネートするためのこだわるべき3つのコツをご紹介します。
そもそも「統一感のある部屋」とは?
そもそも「統一感のある部屋」とはどういう部屋なのか。そこを理解することが、「統一感のある部屋」を作る第一歩と思いませんか?
統一感のある部屋とは
「統一感のある部屋」とは、部屋全体の色やインテリアのテイストがまとまっている部屋のことです。
統一感のない部屋とは
「統一感のない部屋」とは、一つの部屋に色んなテイストの家具やインテリアがあってちぐはぐな印象の部屋のことです。
もう少し具体的に言うと…
例えば、人の家にお邪魔したときにぱっと部屋を見て「うわー全部ピンクじゃん。姫だな~」と思ったり、「ここは無印良品か」と思うくらい素朴で無装飾なお部屋だったりしたことないですか?
まさにこういう部屋が「統一感のある部屋」です。そこまで極端でなくとも、なんとなく家具の色やデザインが似たような感じで、浮いているアイテムがない状態が「統一感がある」状態であり、バランスが取れているので見ていて違和感がなく心地良いと感じるのです。
統一感のある部屋の例
具体的に、統一感のあるインテリアコーディネートが出来ている部屋の写真をいくつか用意しました。
①デザイン性の高い赤色の部屋
分かりやすい色の統一感ですね。天井、ソファ、ウォールオブジェを赤色で統一し、他は基本的に暗めの茶色かモノトーンでまとめています。
②モノトーンの部屋
こちらも全体的に黒と白のモノトーンで色の統一感を出しています。クッションに中間色のグレーを入れたり、ファブリックや観葉植物で柔らかい感じを出してパキッとしすぎてない感じ。
③北欧モダンな部屋
白とオーク材を基調とした北欧モダンなお部屋。日本人好みの配色とインテリアコーディネートですよね。家具の色と素材で統一感を出しています。
④ヴィンテージな部屋
全体を茶色で統一し、人や動物をモチーフとしたオブジェが並んでいます。外国のロッジでしょうか?ヴィンテージテイストとうよりは本物のヴィンテージという感じです。
⑤子供部屋
小さな女の子の部屋。白やパステルカラーで統一し、置かれたクマのぬいぐるみが真っ赤なハートを持っていること以外、ビビットカラーや原色を入れていないためイメージが統一されています。
統一感のない部屋の例
統一感のないインテリアコーディネートの具体例を出すためにネットで画像を探しましたが、出てくるのはおしゃれな部屋ばかりで、なかなか統一感のない部屋というのが出てきません。
そこで統一感のない部屋の状態をイメージしていただければと思います。
下記A~Cの写真のアイテムが、上の①~⑤の部屋にあったらどうでしょうか?部屋の統一感は保たれると思いますか?
A.レトロなランプ
B.ブルーの玄関マット
C.白い収納棚
Aのランプはレトロでアンティークな雰囲気です。④のヴィンテージな部屋ならテイストが似ているため統一感が保たれそうですね。しかしそれ以外の部屋に置くとこのランプだけが古めかしい印象を醸し出し、一気に部屋の統一感が損なわれるのが分かるでしょうか?
Bの玄関マットも単体では綺麗なブルーのグラデーションで素敵ですが、①~⑤のどの部屋のデザインとも合わず、統一感を乱してしまいます。こういう、ブルー基調の爽やかな部屋↓になら、置いても違和感なく、かえって色の統一感が増すかもしれません。
Cの白い収納棚はシンプルなデザインで、一見②③⑤の部屋になら置いても問題なさそうです。しかし収納棚の天板の色に注目してください。天板の木材は明るめの茶色となっており、白以外は黒とグレーだけでまとめた②の部屋におくと浮いてしまいます。③⑤も、すでに部屋に使用されている木材の色と微妙に違う(③の木製家具は灰味がかった茶色、⑤の木製家具はすべてホワイトで統一している)ため、インテリアコーディネートとしては△といったところです。
一人暮らしの部屋に統一感を持たせる3つのポイント
統一感のあるインテリアコーディネートとはなんぞや?ということがなんとなく分かりましたでしょうか。ここからは一人暮らしの部屋に統一感を持たせる方法を3つご紹介します。
この3つのポイントさえ守れば誰でも、簡単に、おしゃれでセンスの良い部屋を作ることが可能です。
ポイント①家具の色を合わせる
一人暮らしの部屋に統一感を持たせる一つ目のこだわりポイントは、家具やインテリアの色を合わせることです。
上で実証した通り、人が一番分かりやすく統一感を感じるのは色です。
赤やら青やら黄色やら緑やら紫やら、色んな色を入れすぎると部屋がごちゃごちゃして統一感なんか出ません。
レゴみたいな部屋にしたいなら多色でもOKですよ。色のトーンを合わせるのがコツ↓。
けれどトーン合わせ(色の濃淡や明暗を合わせること)が難しいという方は、メインで使う色を2~3色先に決めてしまって、その色だけで家具やインテリアを買い集めれば勝手に統一感は出ます。
ただし、例えば同じ「茶色」といってもこの画像↓のように赤みが強い茶色、黄みが強い茶色、灰味が強い茶色と様々あります。色の統一感を出すためには、出来るだけ同じような色味の茶色で合わせるのがポイントです。
ポイント②家具の素材を合わせる
一人暮らしの部屋に統一感を持たせる二つ目のこだわりポイントは、家具の素材を合わせることです。
家具の素材にはいろいろありますよね。ソファなら布製なのか革製なのか、収納棚なら木製(※ここでは木目調も木製とします)なのか金属製なのかプラスチック製なのか。
部屋のイメージと違う素材の家具を置くと、ちぐはぐな印象になり、統一感が損なわれます。
例えば、この無機質なメタルラック↓が、
このいかにもナチュラルテイストなお部屋↓に新入りで入ってきたらどうでしょうか?
1枚目
既存の家具たちから「あなた場違いですよ!」と言われてしまいそうですね。
ではこちらのインダストリアルな感じの部屋↓に置くならどうでしょうか?
2枚目
今度は「ようこそいらっしゃい!」と歓迎されそうですね。
2つの部屋はどちらも木製の家具を使っているのに、1枚目の部屋に置くと統一感が失われ、2枚目の部屋に置くと統一感が保たれる理由は、2枚目の部屋には既存の家具にメタル要素があるからです。洋服をかけているハンガーラックの脚、デスクの脚、椅子の脚がメタリック(金属製)ですよね。
もし1枚目のナチュラルテイストな部屋に収納家具を足したいなら、このような木目調デザインのカラーボックス↓なら統一感を損ないません。
新しく家具を選ぶときはいきなり異素材の家具を投入するのではなく、すでに部屋ある家具の素材と合わせることが統一感のあるインテリアコーディネートのコツとなります。
一般的には、温かみのあるナチュラルな雰囲気の部屋にしたいなら木・布・ラタンやヒヤシンスなど自然素材を使った家具を、格好良いモダンな部屋にしたいならアルミ・スチールなどの金属素材やプラスチックなどの無機質な素材を使った家具を合わせると良いと言われていますよ。
ただ最近のインテリアのトレンドは木製家具+金属の異素材ミックス。その場合は家具同士で木の色と金属部分の色を合わせれば統一感が出ます。
先ほどの2枚目の写真↓がちょうど木材+金属のインテリアデザインですが、「ポイント①色を合わせる」と「ポイント②素材を合わせる」が両方出来ているので統一感があるお洒落な部屋に見えるのですね。
ポイント③家具の高さを揃える
一人暮らしの部屋に統一感を持たせる三つ目のこだわりポイントは、家具の高さを合わせることです。
こちらの画像↓のように収納家具を並べて置く場合なんかは特に、家具の高さを同じに揃えた方が部屋に統一感が出て整った印象になります。(家具のデザイン・テイストが同じなので高さが違っている方の写真もなんとなく統一感が出てしまっているのはご愛嬌ということで…)
もし家具の高さを揃えるのが難しければ、背の低い家具を部屋の奥に、背の高い家具を手前に配置してみてください。すると遠近法で部屋が広く見える効果がありますよ。(統一感とは別の話になりますが。)
統一感のある一人暮らし部屋7選をご紹介!
実際に統一感のある素敵なお部屋で一人暮らしされている方々のインテリアコーディネートを7選ご紹介します。
引用:wear_taikiさんのInstagram
↑白とグレーで統一したホテルのようなお部屋。一つひとつの家具のデザインもとてもオシャレですね。
こんな部屋にしたい人におすすめの家具
引用:ayak_028さんのInstagram
↑家具の色合いとイスとソファの色(青)を揃えて統一感を出しています。よく見ていただくと分かりますが、机・テーブル・シェルフの家具の高さも揃っています。
こんな部屋にしたい人におすすめの家具
引用:cocomi113さんのInstagram
↑色やデザインもですが、家具に使用される素材を統一させてインテリアコーディネートされているのが分かりますか?温かみのある、女性らしい雰囲気のお部屋です。
こんな部屋にしたい人におすすめの家具
引用:______em.__さんのInstagram
↑キッチンとランドリーのお写真。家電もインテリアの一部として色や素材を合わせて統一感を出されていますね。こだわりが徹底していてコーディネートセンスが光ります。
こんな部屋にしたい人におすすめの家具
引用:ikeaさんのInstagram
↑ごちゃごちゃしているのに統一感があるように見えるのは、家具の素材や色を統一しているからです。また、キッチンカウンターとダイニングテーブルの高さが揃っていることも、統一感が出ている理由です。
こんな部屋にしたい人におすすめの家具
引用:ikeajapanさんのInstagram
↑1枚目はピンク、アイボリー(木の色)、黒の3色をメインカラーにして統一感を出しています。2枚目以降も色柄やデザインテイストを合わせることで統一感あるセンスの良い部屋に仕上がっています。さすがプロのインテリアコーディネートですね。
こんな部屋にしたい人におすすめの家具
引用:nitori_officialさんのInstagram
↑おなじみのワザを使っていますよ。木製家具の木の色と、家具の脚やシェルフに使っている金属の色を揃えているので、おのずと統一感が生まれています。この写真はニトリですが同じメーカーの家具で揃えると統一感を出しやすく、インテリアコーディネートしやすいのでおすすめです。
こんな部屋にしたい人におすすめの家具
まとめ
ひとり暮らしの部屋をおしゃれでセンスの良い部屋にするためのこだわりポイントを3つ解説しました。
ポイントは家具の選び方や置き方にありましたね。
まとめると、
- ①家具の色を合わせる
- ②家具の素材を合わせる
- ③家具の高さを揃える
でした。
最後に紹介した写真を見ても分かるように、家具の色や素材を合わせるだけで勝手に部屋の統一感は出ます。
部屋の統一感を出すことに成功したら、次はアクセントカラーで遊んでみたり、フォーカルポイントを意識してみたり、空間を広く見せるテクニックを使ってみたり、より難易度の高いインテリアコーディネートを楽しんでみてくださいね。
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